お金もガラクタも“溜め”てはいけない／中盤編にお付き合いいただきまして
ありがとうございました。
最終回の後半編です。
お金と仲良くなる真髄ですので
是非よく読んでみてください。
９．人のためにお金を使うとお金の神様に愛される
わたしは２０代で、ほとんどの物欲がなくなりました。
最初からないのではなく
２０代の頃に本物志向を実践すべく
色んなものを買ったり食べたり
色んな所に行ったりした結果、
物は不要になりました。
海外旅行に行けなくても平気になりました。
何気ない小さなことに幸せを感じる人になりたいと思ったからです。
そんなわたしががむしゃらに働いてきたのは
- 家族に良い思いをさせたいから
- 動物に十分なことをしてあげたいから
この２点につきます。
あと、自分のことでいうと
困っている人に手を差し伸べられる自分でありたいからです。
最初から人のために生きられる人なんていません。
最初は偽善で構わないのです。
それを続けているうちに習慣化され、
しない方が気持ち悪くなったらいいんです。
これは美輪明宏さんの著書から３３歳のときに学びました。
とても不思議ですが、
自分が高級バッグを買いたいためにお金を求めると
どこかでガタがきます。
一瞬大金を引き寄せても
散財し過ぎて破産したり
人に騙されたり
横柄になってひとりぼっちになったりします。
それが『見返りを求めず』『依存せず』（ここが重要です。）
人のためにお金が欲しい人には必ず
仕事が舞い込んできたり
投資で損をしなかったりします。
１０．節約と貯蓄を目標にしない
今まで記述してきたことに反しているような気がしますが
そんなことはありません。
「貯金通帳の数字が増えるのが楽しみ。」という人に会ったことがありますが
永遠に貯め続けて、いつ使うようになるんでしょうか？
老後資金と言っても
何歳で死ぬかわからないので
いつから使い始めて散財してもいいのか見当がつきません。
６０歳で１億貯めたら今度は減っていく恐怖と向き合うことになります。
お金は何か目標を設定してから貯めるのが正解です。
「３年後に繰り上げ返済したいから３００万貯めよう。」
「２年後の車検前に車を買い替えたいから２００万貯めよう。」
これが慣れてくると、遠い先を見越してＯＫです。
「老後、高齢者施設に入れるように３，０００万貯めよう。」
「早期引退しても平気なように４，０００万貯めよう。」といった具合です。
そしてわたしが気をつけていることは
３００万貯まっても使ってもＯＫな金額は半分まで。
目標が繰り上げ返済のために３００万貯めていたとしても
１５０万しか繰り上げ返済に充てません。
そして、人生を豊かにするために
毎日１００円のカップ麺を食べてお金を貯めることもしません。
ピンチの時はお茶づけで凌ぎますが
使うときは使う。
これが循環させるポイントです。
１１．入ってくるお金を作る
１０で言ったように貯めたお金が減っていく感覚への恐怖心は
かなり強いと思います。
８０歳にもなったお金に余裕のある人が
最後までお金に汚いのは
ここだと思います。
なので、若いうちから自己流年金を作るのは大切なこと。
お子さんがいたら保険で考えてもいいし
わたしのような天涯孤独組は３万円の家賃収入でも毎月入ると
大きいですよね。
- 自分の自宅を貸してそれを毎月の収入にするもよし
- 自分の自宅を売って施設に入るもよし
- 家の余っている敷地を駐車場貸しするのもよし
- ２つ仕事をするもよし
- 最近増えているアプリで隙間時間を使ってバイトしてもよし
必ず来る老後から目を背けない人が最後楽をします。
国の年金があてにならない今だからこそ
自分で考えていかなければいけません。
１２．お金に振り回されない自分になる
最後になりますが、これが一番大切です。
わたしが今まで会った中で「この人幸せだろうなぁ～。」と心底思った女性が１人います。
親に捨てられ児童養護施設で育った
片足が不自由な７０代の女性です。
わたしと同じ全くの天涯孤独の女性。
国からの支援も受けながら
うどん屋の洗い場で仕事もして
お金に余裕はありませんが、
毎晩スナックに来て
焼酎を飲んでカラオケをしていました。
空気をあまり読めない人で（笑）
カラオケもとっても下手で（笑）
でも自分の好きなように生きていて
人と比べもしないし
出来る範囲のことを淡々として過ごされている方でした。
負の感情がないから
一緒にいて全く肩が凝らないのです。
わたしは、ＨＳＰなので
少しでも不穏な空気を察知すると
瞬間的に体調不良になるんですが
彼女はそれが全くありませんでした。
彼女と同じ空間にいるときに
「人生、どのパターンでも自分が納得して選んだ人生ならば
楽しめるんだ。」ということを教えてもらいました。
わたしの周りにいる
いつでも海外旅行に行けるおばあさんも
収入が高い旦那さんがいる知人も
子だくさんの女性も
羨ましいとも妬んだこともありませんが、
このお茶目な女性だけは
心底羨ましいと思っていました。
今は天涯孤独だったおかげでとても良い施設に入ることができ
引っ越ししたので会えませんが
スナックのママさんからたまに近況は聞きます。
わたしは養う家族がいるのでお金と仲良く暮らしていますが、
天涯孤独になったら彼女のような生活で大丈夫です。
今、選んだ道を着実に進んでいるので
その時は物やお金に振り回されることはないと自信があります。
といいながら
先のことは誰にもわからないので
過信せず慎重にボチボチやっていくまでです。
３回にわたってお届けしました。
お金との付き合い方に慣れるまでは
すぐに昔の思考に戻るので
繰り返し読みながら
余裕のある暮らしを目指してください。
そろそろ日本人の方は
１０万円の給付金をもらう頃です。
どう扱うのか今後のお金との付き合い方を左右しますよ。
